卒業生からのメッセージ【令和3年3月 情報処理科卒業】

 私は中学2年生までは地元の高校に進学を考えていました。中学3年生になってから、入学案内を見て初めて、この学校なら自分の進路を理想のものに近づけることができると思い、北見商業高校に入学しようと考えました。3つの学科の中でも、情報処理について知識を深めたい、国家資格であるITパスポートに調整してみたいという思いで「情報処理科」を選択しました。
 毎日JR通学をしています。始発便に乗り、放課後の活動がある日は家に着くのが夜9時を過ぎる学校生活を送ってきました。初めは体力的に厳しくなるのではという不安もありましたが、通学時間を前日の復習や検定勉強に充てることで、時間を無駄にすることなく毎日を過ごしています。また、私のほかにもJR通学をしている人はたくさんいるので、学年やクラスの壁はもちろん、他校の人との交流もできて、とてもいい思い出になりました。
 情報処理科は何といっても、プログラミング分野を学べることが他の学科と違います。プログラミングは物事の流れを自分の頭の中で論理的に考えるので、「創造力」や「問題解決能力」などたくさんの思考力が養われます。私も最初は戸惑いましたが、慣れてしまえばプログラムをすらすらと組み立てることができるようになりました。
 私は、3年間コンピュータ同好会(商業クラブ)に所属していました。この部活では主に検定に向けてタイピングの練習を重ねていきます。タイピングはやればやるほど、目に見えて力が伸びてゆくことがわかるので、毎日のモチベーションを高めるもととなりました。検定は、ビジネス文書作成や電卓など、まだ習っていないところを先生に教えてもらって取得することができたので、クラスのみんなより先に学んで、みんなに教える立場になって、自分が身に着けた知識を深めることに繋がりました。
 卒業後は、金融関係の企業に就職することを考えています。本校で学んだことを最大限に生かして、社会に出てからもよりよき社会人として成長できるように、これからも知識をどんどん増やして深めていくつもりです。
みなさんも北見商業高校で将来を見越した充実した学校生活を送ってみませんか。